埼玉県は、県土に占める河川面積の割合が3.9%にもなる「川の国」です。埼玉県の主要な河川はなんといっても「荒川」で、その源流は奥秩父に発しており、埼玉県内を大きく湾曲し、東京湾に流れ込みます。河川延長は173kmありますが、その大部分は埼玉県内を流れています。

秩父地域では、主に中津川などの支流で渓流魚を釣ることができ、源流域には「秩父イワナ」と呼ばれる鮮やかな橙色の斑点を持つイワナが生息しています。

また、秩父盆地や寄居町近辺ではアユ釣りが盛んに行われているほか、下流部は潮汐の影響を受ける汽水域となっている部分もあり、コイやフナだけでなく、スズキを狙った釣りをする人も多く見られます。

さらに、支流である入間川や高麗川、黒目川などにも東京湾からのアユの天然遡上が確認されています。 荒川水系の河川は都心から近く、釣りだけでなく長瀞町ではライン下り、飯能市ではカヌー体験ができ、各地にバーベキュー場が整備されている等、川に親しみを持てる場が多くあります。 埼玉の「母なる川」である荒川をはじめとする埼玉県の魅力ある川での活動を皆さまに紹介します。