放流体験や釣り教室などのイベントが行われました
新型コロナウイルスの影響により様々なイベントが中止や延期になっていますが、埼玉県内で漁業協同組合が中心となって実施されたイベントがありましたので、いくつか紹介させていただきます。
まずは、秩父漁業協同組合が実施したイベントです。
秩父漁協は主に秩父地域を管轄している組合で、荒川水系の上流域が主な漁場です。今年度からアユの解禁が5月1日になり、関東で最も早くアユの友釣りができる漁協になりました。
また、山間部も多いため、渓流魚釣りも盛んです。
秩父漁協では、毎年ダム湖でヤマメの放流体験を実施しており、今年は4月4日に浦山ダムで開催されました。
昨年は残念ながらコロナ禍により中止となってしまいましたが、今年は規模を縮小して開催することができました。
当日は65名の家族が参加し、3,000尾のヤマメを放流しました。
8月22日には、浦山川にある渓流フィッシングセンターの一部を貸し切り、親子釣り体験を実施しました。6家族17人(釣りをしたのは13人)の10歳未満から40代まで幅広い世代が参加しました。
開始直後からニジマスの食いつきがよく、小さいお子さんでも釣り上げることができました。
また、子どもよりも大人の方が真剣に釣りをしている姿も見られました。
約2時間の釣り教室でしたが、釣果の合計は105尾でした。釣った魚は参加者に均等に分配し持ち帰っていただきました。
最後に秩父漁協からニジマスの塩焼きの提供があり、みなさん美味しそうに頬張っていました。
次に、入間漁業同組合が実施したイベントの紹介です。
入間漁協は、主に入間川とその支流を管轄しており、アユ釣りや渓流魚釣りも楽しめます。また、上流の名栗湖は冬季になるとワカサギ釣りをすることができます。
入間漁協は、11月1日に、小学生及び幼稚園生を対象とした「ウグイの放流体験」を実施しました。これは、全国内水面漁業協同組合連合会の「内水面水産資源被害対策事業」の一環として行われました。
中にはウグイに初めて触る子どもたちもいましたが、「鱗が細かい」「ぬるぬるしている」等よく観察しながら放流をしました。
放流が終わると、また魚の放流をしてみたいと言う声が多く聞かれ、漁協の活動について知ることができたという意見もあがりました。
また、川に入ったのは初めてだという子どももいたので、この放流体験は川に親しむよい機会になったと思います。