【遊漁者のワカサギが道の駅でお土産に!】冬の花山湖でワカサギ販売調査(2023/1/12, 13)
宮城県北部、栗原市にある花山湖。
ここでは11月上旬~3月中旬までの間、ドーム船でワカサギ釣りが楽しめます。そして、湖に隣接する道の駅「路田里 はなやま 自然薯の館」では、釣り人から提供されたワカサギがお土産として販売されています。
今回は花山漁業協同組合の千葉勝美組合長(写真の左側)と三浦勇市事務局長(写真の右側)に全面協力いただき、釣り人のワカサギがお土産として販売される取り組みを調査してきました。
<花山湖でのワカサギ釣り>
花山湖は一級河川・北上川水系迫川(はさまがわ)をせき止めてできたダム湖です。
宮城県初のワカサギ釣り場として2020年11月にオープンしました。
花山漁協が運営する湖上の桟橋に併設されたドーム船は現在4艇体制となっており、1日あたりの最多受け入れ人数は32名(1艇あたり8名)です。完全予約制です。
冬季は結氷することもありますが、氷上で穴釣りをすることはできません。
「自然薯の館」で朝8時から釣りの受け付けが始まります。ここで利用料金(遊漁料込み)を支払い、釣り場へ車で移動することとなります。
「自然薯の館」ではエサの紅サシや仕掛けを購入できる他、昼食を頼むことができます。頼んだ昼食はお昼12時頃に「自然薯の館」のスタッフがドーム船まで届けてくれるのでとても便利です。
<いざ実釣>
ドーム船へ到着し次第、さっそくワカサギ釣り開始です。
三浦さんによると、年末まではいろんな層を泳いでいたワカサギの群れが年明けから湖底に集まってきているとのことで、三浦さん情報を頼りにアタリを探り始めました。
ちなみに、花山湖オリジナルの仕掛けが設計されており、「自然薯の館」や近隣の釣具店で購入することができます(下の写真は上州屋で購入した花山湖オリジナル仕掛け)。
営業終了となる16時までの約7時間の釣りでぴったり40尾釣れました。
私の周りには400尾近く釣ったすごい方もいました。
<釣ったワカサギは「回収ボックス」へ>
釣れたワカサギは大抵の釣り人が自宅で調理したり、ご近所へお裾分けしたりするかと思います。
しかし、あまりに釣れすぎてしまい、「こんなに持ち帰れない…」と困った経験のある方、1泊2日で来て、1日目の釣果を持ち帰れないと思った経験のある方はいないでしょうか?
花山漁協で特筆すべき点は、持ち帰れない大量のワカサギを回収してくれる「回収ボックス」がドーム船に併設されているところです。
私が訪問した前日はなんと約2,000尾ものワカサギが入れられていたそうです!
これは過去を見返してもかなり多い数字だそうです。
私も少しばかりですが、この「回収ボックス」へワカサギを入れてきました。
<ワカサギの行方は?>
では、回収されたワカサギは最終的にどうなるのでしょうか?
その答えが下の写真となります。
そうです。「自然薯の館」で1袋200g400円で販売されています(ワカサギは冷凍の状態です)。
見た感じ1袋100~150尾ほど入っているでしょうか。あまり釣れなかった際にお土産として買っていかれるお客さんが多いということでした。
釣れなかった際はワカサギを買って帰るのもよし、釣れすぎた際は「回収ボックス」へ入れて帰るのもよし、宮城県を訪れた際は、ぜひ花山湖でワカサギ釣りを楽しんでみてください!
花山漁協の専用facebookページ「花山漁業協同組合事務局」ではワカサギ釣果情報に加え、ドーム船の予約状況(キャンセル状況)が公開されています。
花山湖のワカサギ釣りに興味がある方は、ぜひそちらもご覧になってみてください。